鍛造品の焼鈍は、異なる焼鈍目的の組成要件に応じて、完全焼鈍、不完全均質化焼鈍、球状化焼鈍(均質化焼鈍)、応力焼鈍、等温焼鈍、再結晶焼鈍に分けることができます。適用範囲:
(1)中炭素鋼・炭素高合金鋼鋳物・低合金鋼鋳物・溶接鍛造品・圧延品等の炭素の完全焼鈍処理
a. B 厚い粒子構造を改善し、粒子を微細化し、ウィドマンシュテッテン構造と縞状構造を排除します。
B. 硬度を下げ、切削性能を向上させます。
C. 内部ストレスを取り除く。
D. 重要でない部品の最終熱処理として使用できます。
適用範囲:亜共析鋼、炭素構造用鋼、炭素ケーブル工具鋼、低合金構造用鋼、低合金工具鋼および過共析鋼の鍛造品、熱間圧延品などの焼鈍処理。
不完全焼鈍の目的:鍛造や圧延の内部応力を除去し、硬度を下げ、靭性を向上させます。
(3) 球状化焼鈍
適用範囲:
A. 軸受鋼、工具鋼などの過共析鋼の準備熱処理;
B. 中低炭素鋼および中低炭素合金鋼の冷間変形鍛造焼鈍処理。
球状化焼鈍の目的
A. 切削加工が必要な鍛造品の場合、硬度を下げて切削性を向上させます。
B. 切削を行わない冷間変形ワークの場合、冷間変形ワークの塑性を向上させます。
C. 焼入れ後の過熱を防ぎ、最終高温場所への埋設に備えた球状化炭化物。
【D】内部ストレスを解消する。
(4) 等温焼鈍
等温焼鈍用途:ダイス鋼、合金鋼鍛造、プレス部品。
等温アニーリングの利点: アニーリングサイクルを短縮し、生産コストを削減できます。
投稿時間: 2020 年 6 月 24 日